スブニール ドゥ ルイ アマ―ド
2020年 06月 25日
咲きました。
可愛いです。
フレンチローズらしい、優雅さ(笑)
今年の花びらの充実感は素晴らしいです(感激)
ものすごく良い香りです。
ちょっとヤバくない?この可愛さ。
と、心の中で思っています(笑)
自分のお店を始めた当時、バラの事はまったく分かりませんでした。
バラを栽培したことのない多くの方と同じように
「バラって、虫や病気がついて、すごく難しいんでしょ?」と思っていました。
当時はバラを買いに来られる方は バラのセミプロみたいなお客様ばかりでしたので、
私の出る幕はなく、苗が入荷する4月上旬に来られて、
まだ新芽もほとんど出ていないような状態の株を勝手に皆さん選んで、
買っていかれました。
残ったバラは うどん粉病か、黒星病になって、
葉っぱが黄色くなって落葉するか、私が汚い葉を切ってしまうので、
丸坊主になって、それでも時期が来ると、1つか2つお花が咲いて。
バラなんて、そんなものかと思っていました(汗)
ある日、こんなことではいけない。と思い立ち、バラの事を知るために
まずは自分で何かバラを育ててみなくては。と、考えました。
店で仕入れたバラを育ててみればよかったのかもしれませんが、
わざわざ汽車に乗って、バラの専門店へ出かけて、
こちらのフレンチローズを1つ買ってきました。
たっくさんあるバラの中から、香りが良いのが気に入って、選びました。
たった1つお花が咲いていて、その香りがものすごく良かったので。
買ってきたのは あろうことか、秋おそくでした。
そのため、外に植えることも出来ず、
お店の方には「コンパクトなバラなので、鉢植えがおすすめです」と言われたので、
素直に鉢植えにして、室内で栽培を始めましたが、
あっという間にうどん粉まみれになって、薬をかけ、
またすぐに、うどん粉まみれになって、薬をかけ、
まったく回復しないので、葉を切ったら、
新しい緑の葉が出てきて、「よかったー」と喜んだのも束の間、
すぐにその葉も真っ白のうどん粉まみれになり、
これを永遠と秋から、冬にかけてずーっと繰り返していました。
4、5回くらい切って、すべての葉を落とした時に思いました。
もう、バラは無理かもしれない。。。
こんなに手がかかるんでは。。。私にはちょっと無理かもしれない。
今回全部葉を落として、切ったけど。もうこれでお終いにしよう。
これで、ダメだったら捨てよう。
切り戻しすぎて、もともとコンパクトだったバラ苗が
2回りくらい小さな株になってしまっていました(汗)
もちろん、買った時に1輪咲いていた以降、お花の蕾すら見ていません。
2月頃の事です。
ですが、真剣な心の声が届いたのか、その後、うどん粉病がピタッと止まりました。
奇跡のように うどん粉が付かなくなり、ほったらかしでも、薬なんかかけなくても
全然病気にならないバラになりました(笑)
うそのようです(笑)
もちろん、現在も薬はかけていません。
お天気によって、うどん粉がちょっとついたり、
お花をバラゾウムシにやられたり、黒星病も若干ありますが、
元気があるので、そのままでやっています。
お店を始めたあたりからですから、10年以上たちます。
お店の方はコンパクトなバラなので。とおっしゃっていましたが、
今ではまったくコンパクトではありません。(私の背以上になりました)
オールドローズのマダムアルディと一緒に。
私のバラ栽培はここから始まりました。
このスブニールで自信をを付けた私が次にやったのが、ツルバラのポンポネッラです。
その後も毎年1つずつ増やして、楽しんでおります(笑)
もちろん、性格や相性もあると思いますので、やってみないと分からない。というのは
あるかもしれませんが、思っているより案外楽だと思います。
品種と株の良さをしっかり選べばですが。
だからこそ、初めての方には病気に強い品種と、良い株のものをお渡ししたい。と
思ってしまいます。
1回目で躓いたら、もうバラを諦めてしまうかもしれないから。(自分の経験も含めて)
毎回ちょっとおせっかい気味で、スミマセン(汗)
・
・
by solaogplanta2
| 2020-06-25 00:20
| バラ