お花が咲いているうちは中々大きくなりません
2020年 06月 22日
上手くいかないお客様に植え方のコツをお尋ねいただくのですが、
毎回無意識にやっている作業なので、改めて考えてみますと、
どこがポイントなのかしら?と迷ってしまいます(汗)
植え方のコツではないかもしれませんが、
やはり、植える時期は重要です。
そして、状態の良い株を購入すること。
ですから、なるべくお花は入荷したてのものを素早く購入されて、
植えこむのが、一番楽で、上手くいく方法だと思います。
入荷したての苗は まだお花がほとんど咲いていなかったり、
お花が咲く前だったり、まだ若い状態ですので、
黙って、そのまま植えると、1,2日くらいで、すぐに新しい根が伸びて、
どんどん大きく成長して、お花もたくさん咲いてくれますので、
あんまり難しいテクニックは必要ありません(笑)
ですが、もし、お花がいっぱい咲いている苗を買った場合は
お花が咲いているうちは 株は ほとんど大きくなりません。
お花が咲き終わった後で、やっと根が伸びてきて、それから茎や葉が伸びて、
株が大きくなります。
ですから、早く大きくしたい。と思う方は今咲いているお花を全部摘み取ってから
植えたい鉢や、場所に植えこまれると、根も早く伸びて、早く大きくなり、
その分お花もたくさん咲きます。
もし、植えたお花の調子が悪かったり、ちっとも大きくならない方は
まずは今咲いているお花を切ってみるとよいかもしれません。
(そうは言いましても、中々切れないかもしれませんが(笑))
エキザカム サファイア。
夏の暑さに強く、次々お花が咲く。という事ですので、
夏用に鉢植えにして、大きくしておこうかと思います。
お花が満開の状態です。
こういう状態の苗を植える時はお花を全部取ってしまってから、鉢に植えています。
しばらくは寂しい状態ですが、2週間くらいしますと、根が良くはって
株が一回りくらい大きくなると思うのですが。。。
一応、予想です(笑)
例えばサフィニアなどの栄養系のペチュニアを植えるときも、
必ず咲いているお花も、これから咲きそうな蕾も、取ってしまってから植えこみます。
途中で上がってくる蕾も毎日摘み取ります。
そのうち、お花が理解します。「お花を咲かせている場合じゃないのか」と。
そうすると、スイッチが切り替わって、自分の成長が始まります。
ある程度こんもり広がってから、「よし!」ということで、お花を咲かせます。
こちらは過去の写真です。
植えこんでから、咲いているお花を取ってしまいます。
(本当は咲く前に植えこむ方がもっと良いのですが。。。)
鉢の縁くらいまで広がるまで、お花は咲かせないで育てます。
最終的にはこうなります。
今年も、もちろんお花を全部取って植えこみました。(こちらは今年の写真です)
満開に咲いている苗を購入された方は植えこむときに、お花を取ってから植えてみると
よいかもしれません。
ソラプラのお客様たちは 心得ていらっしゃる方が多いので、
HPの入荷情報をこまめにチェックされて、早い段階で苗を購入されますので、
あまり難しく考えられなくても、上手く栽培できている方が多いと思いますが、
もし、上手く根が張らない、ちっとも大きくならない。というお花がありましたら、
諦めてしまう前に、お花を切ってみるのも手かもしれません。
また、この苗はどうなんだろう?と迷われたら、購入する時に一声お尋ねくださいませ(笑)
良さそうな苗を選ぶことも出来ますし、
お花を切って植えた方が良いかどうかもお尋ね下さったら、状況に合わせてお答えいたします。
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by solaogplanta2
| 2020-06-22 00:26
| ハーブ(植物&栽培)