ヨーロッパの美術館だけを巡る旅⑬帰路
2020年 02月 26日
昨夜は動揺で、朝いちで、支度して帰ろうと思いましたが、
朝起きて平常心になってみましたら、
今、私が出来ることは何もないですし、悪用されていたとしても
もうそれは過ぎたことで、今慌てても仕方がありません。
最悪、私の貯金がすべて、引き出されてしまっていたら、
ノルウェー留学もおしまい。日本に帰ることにしよう。
と、ここまで考えたら、少し、気が楽になりました。
現金は心もとないですが、宿や列車はクレジットカードで支払えます。
パリまで来たのですから、ひとまず美術館へは行って来よう。
ポンピドゥーセンター
現代アートが目白押し。
オブジェから、絵画から、何から何まで、すごい数です。
クレーやピカソなどの有名どころもあります。
記念のポストカードは オットーディクスの ”シルビア・ボン・ハーデン”
パリはもうすでにほとんどの美術館をまわっていましたので、
2件ほど回って、宿でゆっくり眠り、すばやく帰る道のりを考えました。
旅にはトーマスクックというヨーロッパの時刻表を持参しておりましたので、
こちらを色々見ながら、どの列車に乗るか考えます。
パリで2泊して、一気にドイツのハンブルグへ。
ハンブルグ美術館
駅のそばにあったハンブルグ美術館が思いがけず良かったです。
旅の変更がなければ訪れなかった場所ですが、
ムンクや、ピカソ、フランシスベーコン、充実。
クレーやジャコメッティの作品もいっぱいあってびっくりでした。
こういう出会いは嬉しかったです。
ドイツのハンブルグから、デンマークのコペンハーゲンへ渡り、
そのまま、コペンハーゲンから22時5分の夜行列車に乗りこみ、
翌朝7時にノルウェーのオスロ着。
㊲パリ市立近代美術館(パリ)
㊳ポンピドゥーセンター(パリ)
㊴ハンブルグ美術館(ハンブルグ)
㊵ムンク美術館(オスロ)
㊶現代美術館(オスロ)
1か月かけて回る予定でしたが
旅はベルギーでのアクシデントにより、22日間で終了。
教訓としましては 詰め込みはいけない。
ですが、これだけヨーロッパの素晴らしい美術館を訪れて、
アートを実際に たくさん見ることが出来て本当によかった。
心の糧になったといいますか。
本当に毎日、興奮して、ドキドキして、アドレナリンいっぱい出しまくりながら、
旅をしました。
そして、たくさんの良い人たちに出会って、おしゃべりしたり、
親切にしてもらったり、そういう思い出も作れました。
41の美術館(博物館、ギャラリー、建築物など含む)
9か国、15都市
(コペンハーゲン、ミュンヘン、アムステルダム、ウィーン、ヴェネツィア、
フィレンツェ、ニース、バルセロナ、チューリッヒ、ベルン、バーゼル、
ブリュッセル、パリ、ハンブルグ・オスロ)
22日間のうち、11泊を夜行列車で移動。
ジャコメッティ。
絵画は写真撮影NGが多いので、どうしてもそれ以外のものを撮ることになります。
ゆっくり美術館に滞在し、気に入った絵は何度も見て、
カフェでお茶して、時には食事もして、
ミュージアムショップで本を選んで、
夢のような、素敵な旅になりました。
長編ですみませんでした。
しかもマニアックな話題で。。。
お付き合いくださった皆様、どうもありがとうございました(笑)
ちなみに、キャッシュカードは悪用されておらず、無事、1か月後に
再発行されたカードが届き、卒業までノルウェーに滞在し、
その後はノルウェーを1か月旅し、再度ヨーロッパへ上陸、
縁あって、あの恐ろしいと怖がっていた、マドリードに住むことになりました。
ノルウェーの留学時代の話はコチラで→ノルウェー
ノルウェーの旅の話はコチラで→ノルウェー旅行
マドリードに住むことになった話はコチラで→スペイン
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by solaogplanta2
| 2020-02-26 00:45
| 旅行