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歯医者さん

歯医者さんに行く。も また、先送りしてきました。

2年くらい前から、そういえばずーーーーっと歯医者さんに行っていない事に

気が付きました。


私の場合、武勇伝がたくさんございます。

学生時代までは定期的に半年ごとに歯医者さんに行って、虫歯が見つかったら

即治療してもらっていたのですが、その後はまったく歯医者さんに行かなくなりました。

以前の営業の仕事をしていた時ですが、

ある日、出張中の岡山のホテルで、甘栗を一口かじりましたら、

硬いものが口にあたりました。(もちろん皮をむいた甘栗を食べて)

よく、甘栗を食べてると、時々石みたいなものがあったり、殻がちょっと残っていたり

そういうことがあったような気もしましたので、これはなかったことにしようと、

そのまま噛まないで飲みこみました。

(私の悪い癖です。何か変だなと思った瞬間飲み込むのは。

危機管理的にも変だなと思ったら、吐き出す方が良いと思うのですが)


そうして、口直しに改めて甘栗を食べてみましたら、何か口の中が変なのです。

鏡を見ましたら、奥歯が半分以上欠けて、大きな穴ができていました。

飲み込んだのは私の歯でした(汗)

慌てて、岡山駅で、電話帳を調べ、すぐやってくれる近くの歯医者さんに行きました。

その歯医者さんが、「コレ、虫歯ですよ。こーんな大きな虫歯が出来ていて、

よく今まで気が付きませんでしたね?普通なら、神経に触って痛くて

歯医者さんに行ってるはずですよ。びっくりだなー。痛みに強いのかな?」と、言われました。

出張中なので、応急処置をしてもらって、そのまま出張を続けました。

そういえば「これは応急処置ですから、家に帰ったらちゃんと歯医者に行ってくださいね。」と

言われてたのですが、そのことを今、書いていて思い出しました。


そのまま忘れて過ごし、その歯はスペインで痛くなりました。

鈍い痛みが続き、我慢できないほどではないのですが、なんか痛いよねー。という感じでした。

ですが、ここはスペインです。

日本のように歯医者さんに行くのは簡単ではありません。

しかもスペインでは歯科治療は保険の効かない自由診療です。

スペインの歯医者さんってどうなんだろう?という心配もあります。(失礼)


そこで、マドリードに唯一ある日本人の歯医者さんにアポを取って、行ってみました。

スペインでは自由診療のため、まずレントゲンを撮って、検診をしてもらって

治療計画書と治療代の見積もりを出してもらいます。

(今でこそ、日本もそういう感じになりましたが、当時はびっくりでした)

先生が「ひどいわー。いっぱい治療する所があります。

どうしてここまで、ほったらかしにしていたのかしら?」と、顔をしかめながら、

見せてくれた見積もりが、日本円にして20万円でした。

20万円!?

私の1か月分のお給料が8万5千円なのに!?(当時、スペインで働いていた時のお給料です)


これには歯は痛いけれど悩みました。


日本人の歯医者さんだから、これは特別に高いのかもしれない。

そこで、友達の知り合いのイギリス人の歯医者さんを紹介してもらいました。

運良く家からも近いですし、スペイン人よりは安心できそう。(失礼)

日本では当時、レントゲンも部分的に撮影したりするものだったと思いますが、

初めて体験する1回でぐるっと全部撮影できるレントゲンにちょっと感激したりして。

イギリス人の歯医者さんなので、英語での説明ですが、

ゆっくり分かりやすく説明してくれました。

悪いところは3か所。1つはすごく悪くて、これは根の治療までしなければいけない、

(以前の甘栗事件をほおっておいた歯ですね)

そして、ずいぶん歯が欠けてしまっているので、かぶせものは目立たない白いのは出来ない。

もう1か所の虫歯は治療した後、目立たない白いかぶせものが出来ます。

後の1か所の虫歯は削って詰めるだけでOK。親知らずも気になるけれど、

これは日本に帰ってから抜いてもらうといいよ。ということで、

15万円ちょっとの見積もりでした。


やっぱり10万越えなんだと諦めまして、こちらの歯医者さんに治療してもらう事にしました。

仕事をしながら細々貯めてきた貯金が歯の治療で吹っ飛びました。


スペインの歯医者さんは普通のアパートの中の1室や、ワンフロアーみたいな感じで営業しています。

中に入らないと歯医者さんだなんて分からないです。

完全予約制なので、待合室もありませんし、中で前後の患者さんに会う事もありません。

先生は一人で、もう一人歯科助手兼受付の女性がいました。

日本でもやったことがない根幹治療に、ものすごく恐ろしい気持ちでしたが、

ここでの治療は一瞬たりとも痛かったことがなく、治療中、寝てしまいそうなほど

まったく辛いことがありませんでした。

本当に驚きでしたが、上手く麻酔を使って、毎回30分ずつ丁寧に治療してくれました。

治療代は1回いくらではなく、治療の内容で、もうすでに値段が出ていますので、

何回通わされても値段は変わりません。

根幹治療は少しでも残っていると、大変だからと、何度もレントゲンで確認しながら

きっちりやってくれたおかげで、いまだにこの歯はまったく問題ないです。


こんなに歯の治療が怖くなく、ストレスゼロだったのは後にも先にも、

このイギリス人の歯医者さんがナンバーワンです。

今でも、本当はスペインまで行って、この歯医者さんにまた治療して頂きたいくらい。


それにしても、スペインでの歯科治療は高い。と思って、日本に戻りましたが、

日本で歯医者さんに行って、その話をしましたら、

「僕でもこの内容だったら15万くらいするな」と言われ、目立たない白い歯に出来るよ。

と言われたのはセラミックのかぶせもので、それは日本でも保険外なんだよ。

という事を知りました。

友人価格でやってくれたのか。。。


ちなみに、恐る恐る久しぶりに行ってきました歯医者さん。

たくさん悪いところがあったらどうしよう?


検診を受け、次回治療計画をお伝えします。とスペインの歯医者さんみたいな感じに言われ、

びくびくしていました。

先生が、「今日上の歯のクリーニング、次回下の歯のクリーニングで、あと2回です。」

と言いました。

え?虫歯は?虫歯は無いのですか?と聞きましたら、

「虫歯は無しです!」


ビックリでした。そういう事もあるのか。。。(笑)

毎回、歯医者さんに行くと、何かすごい事態になっているので、今回もドキドキしていました。


あてはまる画像は特にありませんので、ローズマリーの写真でも。

歯医者さん_b0378101_16113571.jpg

ただ今、立性のタイプのお花が咲きだしました。




















by solaogplanta2 | 2018-12-23 00:37 | 日々の事

ハーブのお仕事とお庭の植物について


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