ハーブの室内での冬越しポイント①
2018年 12月 13日
お問い合わせが多くなっております。
ローズマリー、オリーブ、月桂樹。。。。などのお家での冬越し。
まず、最初に中々難しいものです。と一応言っておきます。
セントラルヒーティングの、どこもかしこも暖かいお家が一番大変です。
とにかく乾燥です。
水やりを一生懸命していましても、冬場の根の勢いは弱めです。
日照不足な室内で、光合成も少なめ、そのため、根が水を吸う力も控えめなので、
中々鉢の中が乾きません。
ところが、室内は暖かくて乾燥していますので、葉からの蒸発は多いです。
そのため、鉢の土はちっとも乾かないのに、葉が茶色くなったり、
ポロポロ落ちてしまいました。ということになります。
葉がポロポロ落ちてきた時は相当乾燥が進んで、枯れかけた状態ですので、
それから水をやっても復活できるかは非常に難しいです。
乾燥対策、といいましても、ではお皿に水をはって、ずーっとつけておく。
なんていうのも、毎日水やり。というのも乱暴です。
かえって、水の多すぎで、根が窒息死してしまいます。
室内での乾燥対策は葉に霧吹きです。
とにかく、冬中、乾燥しないように霧吹きです。
当店の温室は旧式な家庭用ガスヒーターを夜だけ焚くという方式です。
プロの設備とは思えない方式ですが、夜にヒーターを焚く際には
乾燥しない様、床中にバケツで水をたっぷりまいておくのです。
ですが、1時間もしないうちに全部乾きます。
そのくらい暖房を焚いていると乾燥するんだな?と思います。
まさか、お家の床に水をまくことは出来ませんので、せめて霧吹きで対策を。
私はアパートでは(セントラルヒーティングではありません)
オリーブや、月桂樹を置いているリヴィングで、いつも洗濯物を干していました。
洗濯ものがない日も、バスタオルなどを干していました。
置く場所はやはり日の良く当たる窓辺で、(本当はレースのカーテン越しなどではない)
ストーブの温風がかからない、また、暖房設備の側ではない場所が良いと思います。
もし、セントラルヒーティングではないお家の方はラッキーです。
暖房を焚いていないお部屋があったらそこが良いです。(窓はあること)
ローズマリーも、月桂樹も、オリーブも、ハーブ系の植物も、
最低温度が5℃くらいあれば大丈夫ですので、そちらに置いて、
枯れない程度に、乾いたら水をあげておけば冬越し出来ます。
(水やりは忘れないで下さい)
暖房を焚いているお部屋でも、環境がすごく合っていれば、
冬も新芽などがどんどん出てくる場合もあります。
そういう場合はもっとしっかりと水やりをします。
自宅のアパートでオリーブを育てていた時の物。(部屋が若干汚くてスミマセン)
小さな鉢から始めて、3回くらい植え替えをしました。
アパートはセントラルヒーティングではなかったので、ほぼ夜の一時だけ暖房を焚くような感じ。
それでも冬場は16℃から22℃くらいの範囲の室温だったと思います。
ただ、南側の窓が大きく、日中はたくさん日が入ります。
冬でも新芽がどんどん出て、成長しましたので、よく水も吸いました。
3月くらいに蕾が付いて、花も咲きました。
4年くらい育てたのですが、3週間海外旅行に出かけている間に乾かしてしまいました(涙)
なぜ、実家に預けておかなかったのか。。。いまだに悔やまれます(泣)
ここまで大きくなると、手持ちで運ぶのは辛く、水をたっぷりやって大丈夫かな?
と思ったのですが、全然ダメでした。
戻った時は変化がなかったので、いけた!と思いましたが、
その後、パラパラと葉が落ちるようになり、半年くらいかけて、徐々に枯れていきました。
私は冬に旅行で長期間家を空ける事が多いので、
この出来事以降、自宅で植物を育てない事にして、
店で冬越しさせるようになりました。
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by solaogplanta2
| 2018-12-13 00:40
| ハーブ(植物&栽培)