ポインセチア
2018年 12月 10日
ポインセチアの季節になり、当店も久々華やかな店内になっております。
最近は変わった色もたくさん出て、まずは変わりどころから売れていきます。
色々な色がありますが、私はやっぱり定番の真っ赤かなー。
実はノルウェーでも、スペインでも、クリスマスシーズンに
ポインセチアを買っていました。
ノルウェーに留学していた時、商店のある街の中心は
学校から、ひと山超えた場所にありました。
唯一あったお花屋さんに並んだ、真っ赤なポインセチアに心がウキウキしてしまい、
一鉢買って帰りました。
お店の方が、寒さに当たらないようにと、厳重に包んで渡してくれました。
ちょうど授業で油絵を描いている時期でしたので、
早速、このポインセチアを描こうと、自分の寮のお部屋から、教室のある校舎まで、
ポインセチアの鉢植えを持っていき、絵を描きだしましたら、
みるみる花が黒ずんできて、葉が丸まっていくのが分かりました。
大慌てで絵を描きました(笑)
書き終わった頃には花も葉も全部カサカサに干からびて、落ちてしまい
丸坊主のポインセチアになっていました(汗)
当時の外の気温が-20℃。
ほんの1分もかからない距離だったので、何にも考えずにそのままお花を持って
外を歩いてしまったため、寒さで凍ってしまったためでした。
室内はセントラルヒーティングのため、どこもかしこも暖かいので、
外が-20℃ということをついつい忘れてしまうのですが、
本当に一瞬しか楽しめなかったポインセチアでした(笑)
翌年のクリスマスはスペインで迎えました。
12月になると、大通りの道々にポインセチアを売る屋台が出ます。
外にむき出しのポインセチアがいっぱい並んでいる様子は
ノルウェーでは考えられない光景でした。
当時の月収が日本円で換算すると約85,000円でしたので、
(この時、スペインで働いていました)
初めは無駄な出費だな。と我慢して通り過ぎていましたが、
とうとう我慢できずに1鉢購入して、お部屋に飾りました。
クリスマスツリーはありませんでしたが、ポインセチアがあるだけで、
クリスマス気分が盛り上がって、本当にウキウキしました。
ところが、お正月がすぎても、春が来ても、夏になっても
緑の観葉植物化したポインセチアが生き生きとしていて驚きました。
いつになったら、終わるんだろう?と思いながらいつまでも育てていました(笑)
ですが、また12月になりますと、屋台が出て、
また真っ赤なポインセチアを買うのです(笑)
季節ものだから仕方がありませんね。
12月になって、ポインセチアを見ると、この二つの国の事を思い出してしまいます。
そして、どこの国もクリスマスにポインセチアを飾るのは一緒なんだなー。
と思うと、すごく嬉しい気持ちになります。
ポインセチアは暖かいお部屋を好みます。
当店も、ポインセチアが入荷すると、夜間は温室に暖房を入れるようになります。
寒さに当たると、傷みます。
もし、窓辺に置かれる方は寒くなる夜間だけは窓辺から離して、
テーブルの上などに置いておくなどされると安心かもしれません。
また、ヒーターの温風などが直接当たる場所などには置かないようにご注意下さい。
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by solaogplanta2
| 2018-12-10 00:29
| 入荷情報