ヨーロッパの美術館だけを巡る旅⑤オーストリア(ウィーン①)
2020年 02月 17日
この旅のハイライトはウィーンと言っても良いくらいの
大大好きなクリムトの”接吻”がお目当てです。
それ以外にもたくさんのクリムト作品がありますし、美術館も目白押しです。
当然、こちらもホテルに宿泊しての美術館巡りです。
昨夜はコンパートメントに、もの凄いフレンドリーな
アフリカンのお兄ちゃんと二人きりで、
夜中までおしゃべりでしたので、寝不足気味です。
7時前に、パスポートコントロールがやってきて、
徹底的な荷物チェックが行われました。
オランダでは大麻を吸うのは違法ではないのですが、
持ち出しは違法なので、オランダからの列車は国境でのチェックが
非常に厳しいそうなのです。
アフリカンのお兄ちゃんの徹底的な荷物チェックの後、
「このリュックはあなたの?」と聞かれたので、
いよいよ私の番か。と身構えながら、「はい」と返事をしたら、
「そう」とそれでおしまいでした。
日本人だって、悪い考えを持った人もいるかもしれないのに、
そんなので大丈夫なのかしら?と少し心配になりました。
「ブラックピープルはダブルチェックなんだ」と
ボヤいていたアフリカンのお兄ちゃんに何だか悪い気がしました。
7時にこの夜行列車でも朝食が出ました。
パリパリっとしたパン2つ、バター、イチゴジャム、コーヒー
9時50分ウィーンの西駅に到着。
ちょっと贅沢して、シャワーとトイレ付きのホテルを予約。
クリムトを巡る旅として、
ゼセッション(分離派会館)
クリムトのベートーベンフリーズがあります。
ぐるっと大きな壁画で、迫力がありました。
これはやはり現地でしか見られないものです。
建物も独特で素敵でした。
ウィーン市歴史博物館
博物館?と思いましたが、クリムトの絵画があります。
記念に購入したポストカードは クリムトの”エミリエ・フレーゲの肖像”
美術史美術館
建物が豪華ですが、静かで落ち着いた美術館。
古代から19世紀に至るヨーロッパ各地の美術品を収蔵しています。
本当に美術史の教科書を見るような美術館です。
ラファエロ、ベラスケス、ブリューゲル、フェルメール。
記念に購入したポストカードは
ブリューゲルの”雪中の狩人”と、フェルメールの”絵画芸術”
ハプスブルグ家の肖像画もいっぱいです。
基本的に、古い絵画はあまり好きではないはずなのですが、
ここはすごく良かったです。
とても落ち着く、気分の良くなる古さでした。
建物全体の雰囲気も良く、階段にはクリムトの装飾があったり。
すごく好きな美術館です。
詰め込みの日の最後にはもったいなかった。
朝からゆっくり見るべきでした。
半日で、ちょっと詰め込みすぎました。
本来なら3日間くらい必要なウィーンでしたが、
イタリア行きの夜行列車が満席で、やむなく2日しか取れませんでした。
なぜ、満席だったのかは後で分かるのですが、
この時は「冬のヨーロッパも案外混んでいるんだな。危ない危ない。」と
思いました。
旅も9日目。
ここで、贅沢して、日本食を堪能しました。
サンマ定食。
大根おろしも付いている本格的なサンマと、お豆腐の味噌汁、きゅうりの漬物
和風ドレッシングのサラダ、ご飯に、ふりかけ、お茶。
ザ、日本食!という絶妙な品々。久々の日本食に感激しながら
ペロッと完食しました。
⑪ゼセッション(分離派会館)
⑫ウィーン市歴史博物館
⑬美術史美術館
・
by solaogplanta2
| 2020-02-17 00:23
| 旅行