鳥海書房
2018年 09月 16日
東京の神保町にある鳥海書房さんに行ってきました。
名前の通り、鳥と海の生物、そして植物に関する古本屋さんです。
以前から、行ってみたいと思っていまして、やっと今回行けました。
神保町は古本屋さんがいっぱい集まっています。
駅から出た瞬間、本屋さんだらけで、早くもテンションが高まりました(笑)
この鳥海書房さんは古本屋さんばかりが入っている古本センターの中にありました。
そんなに広くはないのですが、本棚にびっしりと。
そして、いたるところに本が積み上げられている光景が宝探し感満載です。
もちろん私は植物の本コーナーへ。
お宝がいっぱいでした(笑)
植物関係の本はすぐに絶版になる事が多い気がします。
いつか買おうと思っていますと、絶版になっていて、買えなかったことが何度もあり、
近頃は迷ったら買う。をモットーに小まめに本のチェックはしています。
そして、古い本に面白いものがいっぱいあります。
読み手に媚びたような本ではなく、書いている人の興味に向かって進んでいるような、
書いていることを楽しんでいるような本が多くて、1つ1つにすごく個性があって、
すごく良いなー。楽しいなー。と思います。
欲しい本はたくさんありましたが、厳選に厳選しまして、
7冊を購入いたしました。
重さにして、約6キロ(汗)
こちら、配送もして下さいますので(有料ですが)、助かりました(笑)
こんな風にジャンルを絞った本屋さんって良いですね。
こちらのお店の方、「クレジットカードは使えますか?」 「使えます」
「配送して頂けたりしますか?」「配送できます」
と、対応はいたってあっさりだったのですが(笑)
あらかた本を選び、最後に「植物画の本を探しているんですが、何か良いのがあったら」と
お聞きしましたら。。。
まー、びっくりです。
カウンターから出てきて、棚ごとに本を選んで植物画の説明をして下さるのですが、
驚くほど詳しくご説明くださり、あれはきっと全部の本について細部にわたって知り尽くしている感じ。
それ以上に流通の事情も交えてのお話。
上記のようなあっさりとしたお返事を想像していただけに恐縮するほどのご案内でした(笑)
さすが。さすが、古本の世界も奥深すぎる。
思いがけない熱量に感動しつつ、感心しつつ。。。
そして、おススメ下さったのが、コチラ。
本草図譜 芳草 十二
江戸時代の本草書。96巻あり。
こちらの本物はもちろんお高いので、それを印刷したものを購入。
古書コレクターではなく、中身の情報を見れればよいので。
何冊もある中から、ハーブの載っているものを色々探して、
薄荷(ミント)のページを発見。
江戸時代からミントはあったんですね。
メンタ ピペリタ 学名がしっかり書いてあります。
同じページに伊吹じゃこうそう(タイム)も。
薄荷ノ類ニアラズ。と書いてあります。
フフフ。ここは読めた(笑)
洋ものの植物画を探していましたが、和も良い!
そして、これからも東京に行く際にはちょくちょく通いたいお店です(笑)
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by solaogplanta2
| 2018-09-16 00:12
| 本と音楽