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スペイン滞在記④語学学校とスペイン語

マドリードにやってきた時、スペイン語はグラシアス(ありがとう)しか

話せませんでした。

英語もほぼ片言で、ノルウェー語は旅行会話程度は話せるようになっていました。

日常の会話で大切な数字関係、時間や、価格、数を数えるは

完全にノルウェー語になっていましたので、とっさに出る言葉はノルウェー語でした。

バリバリのアジア人顔なのにノルウェー語なので、あの子はいったい何語を話してるんだ?

という顔をよくされました(笑)

スペインで初めて日本食のお店に入って、日本人の店員さんがオーダーを

取りにきた時も、口をどのように開けると日本語の発音になるのか分からなくなり、

英語で注文したというほど、日本語から遠ざかっていました(笑)


スペインで、デッサンの学校に通う事になり、

先生がスペイン語しか話せないから、スペイン語の勉強もするように。

ということで、急遽語学学校を探しました。

まさか、住むことになるとは思っていませんでしたし、全財産が30万円でしたので、

立派な学校には通えません。

ルームメイトに聞いて、まず最初にマドリードの大学にあるスペイン語のクラスを訪ねました。

大学で、様々な国から来た留学生たちに交じって、午前から午後まで、

みっちり勉強できるレッスンはとても魅力的でしたが、授業料が高すぎて、通えませんでした。

1ヵ月5万円くらいだったでしょうか。

(今思うと、そうでもありませんが、所持金30万の私には大金に思えました)


民間の語学学校はマドリード市内に様々たくさんありました。

語学留学生徒たちが通う1日しっかり授業を受ける所から、フレックス制の所など、

みっちり勉強する所はやはり金額も高く、とても通えませんでしたので、

周った中で一番授業料が安い繁華街にある小さな語学学校に決めました。

一番安いだけあって、授業は1日たった1時間で、週5日。

1ヵ月、4~5000円くらいだったと思います。(どこを探しても授業料を見つけられず)

テキストは別料金で、受付で購入します。

レベル分けも簡単で、受付で「全然しゃべれません」と言ったら、

「じゃ、レベル1ね」と、とっても簡単でした(笑)

18時から始まるレベル1のクラスは

アジア系は中国人、韓国人、日本人は私一人で、フランス人、ブラジル人、ルーマニア人、

ギリシャ人、アラブ人。。。など結構多国籍で、どちらかというと年代も高めでした。

ほとんどの方が、マドリードへ働きに来ていて、仕事の後に学校に来ている人が多かったです。


狭い教室に20人くらいが、びっちりのスタイルで、分かろうが、分からなかろうが、

どんどん進んでいく授業でした(笑)

クラスメイト達は学校は初めてでも、スペインに住んで数カ月~1年とベテラン揃いで、

スペイン語が何から何まで初めてなのは私も含めて3人くらいでした。

ただ、クラスの雰囲気はすごく良かったです。

みんな仲良しで、授業の前後におしゃべりするのがとても楽しかったです。

中でも年の近い、韓国人の女の子と、ブラジル人の男の子とは毎日学校帰りに

一緒にカフェやマックでお茶しながら、分からなかった事を聞いたり宿題をして、

週末はプールに行ったり、旅行もしましたし、お互いの家に行ってご飯を食べたりしました。


スペイン語は簡単な所と、超難しいところがあります。

単語の発音はベッタベタのローマ字読みで日本人の私には簡単でした。

単語を見たら、普通にローマ字読みすればよいのです。

ところが、文法は最悪で、動詞が人称によってすべて変化する。というとんでもなさでした。

例えば簡単な「食べる」という動詞は comer(コメール)ですが、


私は como (コモ)

あなたは comes (コメス)

彼・彼女は come (コメ)

私たちは comemos (コメモス)

あなたたちは comeis (コメイス)

彼ら・彼女たちは comen (コメン)

誰について話しているかで、動詞が全部変わってしまいます。

現在形だけで、6種類の単語を使い分けなければならない上に、過去形、未来形も変わりますので、

最低限の会話で18個種類。。。

この時点で、完全に私はどんな会話も現在系だけで済ませようと誓いました(笑)


食べる。だけで、この調子ですから、書く、話す、働く。。。

簡単な日常会話だけでも大変なことになりそうな予感です。


語学学校には2か月通いましたが、スペイン語は無理だな。と自分の限界を感じました(笑)

ですが、このスペインの暮らしの中で、話せなければ生きていかれません。

趣味でやってるわけではありませんので。。。


何とか意思の疎通をしていかなければ、相手に伝えなければ。と自分の中であみだしたのが

英語とスペイン語の良いとこどり会話です。

単語はローマ字読みなスペイン語の方が言いやすいのですが、文法的にはいっぱい変化しない

英語の文法を採用した方が楽です。

ということで、最終的に会話の組み立ては基本的に英語、発音の難しい単語だけスペイン語、

スペイン語の方が簡単な会話はスペイン語というようなミックス会話になってしまいました。


初めて会話する人は全員、何語?と分からないのですが、

慣れてくると、上手に頭の中で変換できるようになるようで、

分からない人がいると、誰かが、「どうして分からないの?この文章は英語でこう言ってるじゃない。

そして、ここはスペイン語のこれ」と説明してくれるようになり、

それを聞いた人も「なるほどー!そういう事ね!何で分からなかったのかしら?」と納得できる(笑)

スペインで暮らす様々な外国人たちは私よりはるかに優秀で、語学力の高い人々ばかりでしたので、

私も非常に助かりました(笑)

次第に、世界共通言語の英語にシフトしていくようになり、

私のスペイン語はまったく上達せずに帰国となりました。


とっさに出るほどだったノルウェー語も、スペイン語を1個覚えるたびに1個忘れ、

そして、覚えたスペイン語も英語を話せるようになるたびに、忘れ。。。

特に英語がペラペラになった訳でもないのに、日本語も忘れちゃって。。。(汗)

帰国後、四字熟語は完全に忘れ、簡単な漢字も書けなくなって、

「こちらの項目に現住所をご記入いただけますか?」も理解できなくなっていました。

「ここ、住所書いてね。」じゃないと分からない(汗)

そして、帰国して、3年くらいは寝ている時に見る夢はすべて英語でした。

今は四字熟語も、大人な会話も思い出しましたので大丈夫ですが、

日常会話はOKだった英語はすっかり話せなくなってしまいました。。。

色々残念です。


スペイン滞在記④語学学校とスペイン語_b0378101_20180041.jpg

一番仲良かったクラスメイト。

教科書やら色々持って出かけてました。

これで学校帰りなので、19時過ぎです。普通に昼間のようです(笑)















by solaogplanta2 | 2018-09-04 18:03 | スペイン

ハーブのお仕事とお庭の植物について


by solaogplanta2
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