お店屋さん

子供の頃、（小学生の頃かな）喫茶店をやったことがあります。

遊びではありません。超本気です。

お盆の頃は親戚や従妹たちが勢ぞろいする時期なので、

この時期に店を出すことにしました。

祖母にプレゼンして、食材代を出してもらい、

缶詰や、ジュース、ケーキや、フルーツなどを買ってきて、

あれこれメニューを書いて、喫茶店を開きました。

クリームソーダや、パフェ、プリンアラモードや、ケーキセット。。。

お店で食べるようなデザートや飲み物を作って出すのが最高に楽しかったです。

（買ってきたものを盛りつけたりするだけなので、作ったとは言えませんが）

喫茶店は大盛況で、代わる代わる家族や親戚の者がお客さんとして来てくれて、

初日は大成功で、ぼろ儲けでした。

50円や100円という可愛い金額ではなく、本物の喫茶店並みの金額を取って、

おまけに材料代を出してもらった祖母からも更に代金をもらい、

（祖母なんか2回も食べに来てくれて）

その日の売り上げから材料代を返すこともなく、妹と、従妹たちと山分けして、

この調子でいくと、すぐに大金持ちかもしれない。と思いましたが、

祖母にお金を出してもらった上に、親戚みんなからお金を取って、

大儲けしたことを知った母が超激怒して、

泣きながら祖母にお金を返しに行かされ、涙が止まらず、夜中まで泣いて、

最後に泣きすぎて鼻血が出ました（笑）という思い出（笑）

ちょっと子供の頃から商売根性の強いタイプでしたね（笑）

初めてバイトしたのは　スーパーの中のフードコートにある

クレープとアイスのお店でした。

高校生の夏休みのバイトでした。

初日は周りの皆さんに「声が小さい！」と何度も怒られてましたけど、

本物のお客さんが買いに来て、やり取りするのはすごく楽しかったです。

そして、クレープを自分で焼けるようになったことも嬉しかったです。

あのクルクルっと棒を回して薄く生地を広げるのは中々難しいのです。

休憩の時に何度も練習して、失敗した生地でプリンと、バナナと、スプレーチョコの

クレープを作って食べるのが、最高の組み合わせ！と思っていましたが、

あの時、ちゃんとお金を払って食べていたんだろうか？

今ふと、心配になりました。。。

もし、練習で失敗するたびに、払わないで食べていたんだったら

時給以上に食べていたんではないか？と思います（汗）

今更ですが、申し訳ありません。

夏休みの終わりごろ、

クレープも失敗しないで焼けるようになり、一人でお店も任せてもらえるようになり、

お客さんにアイスやクレープを渡した時の笑顔をみられるようになると、

自信が持てるようになりました。

周りの皆さんにも「だいぶ様になってきたな」と声をかけてもらえるようになって、

やっと自分も誰かの役に立てていることが嬉しくなり

まっ、それ以来ずーっと接客業の道で、

お店屋さんというものが、やっぱり好きで選んでしまいます。

このお客さんとのやり取り。というのが好きなんだと思います。

近頃はこのやり取りをなるべくしないで、用事を済ませたいという方も

多いのかもしれませんが、

うちの店には　まだ、このやり取りを大切に思って来て下さる方が多いなー。

とおもいます。

自分から声かけるのは苦手ですし、他所のお店で、一先ず見ている時に

お店の人に声をかけられることが、大変好きではないので（とても嫌い）、

（このため、よく見れなくて買えなかったことがいっぱいあります）

自分の店でも、「何かお探しですか？」や「それステキでしょう？」という

声かけは一切しません。

お客様が選んだり、分からない事を聞いて下さってから、答えるようにしています。

自分からは嫌なのですが、お客様とやりとりをしたいため、あえて値段を付け忘れたり、

何の表示もしないでいたり、買いたくなるようなＰＯＰも書きませんし、

分かりにくーい店づくりをしています（笑）

そのため、「コレいくらなんですか？」や「これは家の中で栽培できますか？」と

お客様に聞いてもらって、やりとりしようという気持ちなのです（笑）

賛否両論あるとは思いますが。。。（笑）

いつか本物のカフェやってみたい。

ですが、飲食業は色々と難しそうです。

それに私みたいな偏屈は時代の波に上手く乗れなそうだし。。。な。。。（笑）

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