イスラエル旅行③嘆きの壁とホロコースト記念館
2018年 02月 22日
そして、もう一つはユダヤの文化。
旧市街は細い路地がクネクネと迷路のように進み、
その両脇に小さなお店がいっぱいひしめき合っていました。
お店の人がお茶飲んでけ。とか、これ見ていくか?と声をかけてくるため、
中々通り抜けるのに時間がかかります(笑)
この道を奥へ奥へと進んでいくと、突然ポッカリと開けて、広場が出現。
そこに嘆きの壁があります。
ユダヤ教では最も神聖な場所とされるソロモン神殿(エルサレム神殿)の外壁のうち、現存する部分。
この壁に手や頭を付けて、祈りを捧げます。
この当時は男性しかこの壁に触れない、という事でしたが、今は女性も大丈夫なようです。
ちょうど、バール・ミツバ(成人式)の儀式をしているところに出くわしました。
ユダヤ教では13歳で成人式ということだそうです。
ユダヤの方は黒い帽子にクルクルのもみあげが独特で、すぐ分かります。
映画にもなった、シンドラーのリストのオスカーシンドラーさんのお墓も訪ねました。
一番つらかったのはホロコースト記念館でした。
今はヤド・ヴァシェムと言うそうです。
この時、英語での ホロコーストという言葉を知らなかったため、
行くまでどこに行くのか分かっていませんでした。
この記念館は虐殺された600万人のユダヤ人たちを癒す目的で建てられ、
建物の正面にある30メートルの円柱には「忘れるな」という意味の
ヘブライ語が刻まれているそうです。
ガイドさんはノルウェー語で説明するため、
残念ながら詳しい説明は理解できませんでしたが、
展示物を見るだけで、十分です(涙)
かなりストレートな写真で、直視できないものが多かったです。
全面ガラス張りの中に、たくさんのろうそくがともされている
子供博物館も、かなり胸が苦しくなりました。
全体的にかなり混んでいました。
中には感極まって、号泣されているユダヤ人の方もいました。
我々にとってもショックなのですから、やはり、ユダヤ人の方には相当ですよね。
私はアンネの日記の中のユダヤ人の迫害のイメージくらいしかなかったので、
この時、世界史をまったく勉強できていなかった自分を反省しました。
ノルウェー人のクラスメイトたちはよく知っていて、
色々英語で説明してくれるのですが、自分が知らな過ぎて、
分からない事が多くて、とても残念でした。
キリスト教の事も、ユダヤの事も、ちゃんと理解してこの旅行に出かけていたら、
もっと受ける印象が変わり、もっと心に残る旅になったであろうと思うと
ちょっと残念です。
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by solaogplanta2
| 2018-02-22 00:18
| 旅行