ノルウェーのクリスマス
2017年 12月 25日
ノルウェーの人たちはノルウェーのクリスマスが世界で一番!だと思っています。
私もスペインや、イギリス、アメリカ、エジプトなどで
クリスマスを体験したことがあるのですが、
やっぱりダントツの盛り上がり感でした(笑)
クリスマスの1ヵ月ほど前から準備は始まります。
学校でも授業の合間に、チームが組まれ、
クリスマスのクッキーを焼くグループ
みつろうキャンドルを作るグループ
クリスマスカードを作るグループなど
分かれて、それぞれ作業を進めます。
私はクッキーのグループでしたので、ジンジャークッキーをたくさん焼きましたし、
ノルウェーのクリスマスケーキ、kranse kake(クランスカーケ)も作りました。
(画像が悪くて申し訳ございません。以降ポラロイドカメラです)
学校の最終日は全員でのクリスマスパーティー。
その後はクリスマスホリデーになります。
学校の友人のお家にクリスマスの前から年末まで滞在させてもらったのですが、
毎日毎日が天国の様な楽しさでした。
お家では仕事の合間に連日クッキーを焼いたりの準備が進みます。
ノルウェーではイチゴの乗ったクリスマスケーキというものはなく、
クリスマスのために様々なクッキーを焼くのが習慣のようでした。
子どもたちもお母さんが焼いてくれたクッキーのお家にマーブルチョコレートなどで、
飾り付けをします。

ご近所の方々も毎日ひっきりなしにプレゼントを持ってやってきます。
「今年一年お世話になりました。また来年もよろしくね」というご挨拶のようで、
日本でいうお歳暮なのかな。と思いました(笑)
会社からもクリスマスプレゼントを頂けますし、会社の同僚や、友人ともお互いに
贈りあっていました。(大人もです(笑))
23日にクリスマスツリーに飾り付けをします。
(確か、それ以前に飾り付けると縁起悪い的な事だったような。うろ覚え)
町の広場には本物のモミの木がたくさん売られていて、
好きなサイズや枝ぶりを見て選ぶのも楽しかったです。
モミの木を居間に置き、飾り付けをすると、ツリーの周りには
家族の皆がもらったプレゼントが山のようになります(圧巻!)
24日の夜はクリスマスのご馳走を食べてから、教会へ出かけます。
教会では地元の合唱団のコーラスを聞き(素晴らしかったです)、
お墓参りをします。
25日はクリスマスの朝ごはんを食べて、いよいよプレゼントをオープン!
家族みんなで1個1個のプレゼントを開けては喜んで。という具合なので、
午前中いっぱいかかります(笑)
その後はクリスマスのランチはご近所で呼ばれて、
クリスマスのディナーは誰かを呼んで、
翌日は誰かのお家で。。。と永遠に年末まで続きます。
クリスマスはずーっとお正月まで(笑)
ノルウェーのクリスマスの定番のご馳走はLutefisk(ルーテフィスク)という
干しダラを灰汁で戻したもの?
私も食べられませんが、若い子もみんな苦手と言っておりました(笑)
そして、クリスマスの朝に食べるのはミルクがゆ。
牛乳で炊いたお米です。学校でも毎週土曜日の定番メニューでしたが
一番初めにコレが出てきた時はギョ!っとしました。
お米と牛乳。。。何とかこの2つを受け入れようと、このお粥にお塩をかけて
食べましたら、周りの皆がギョ!っとした顔をしました(笑)
ノルウェーではこのお粥にシナモンとお砂糖をかけて食べるのです。
私も最終的にはシナモンとお砂糖で食べられるようになりましたけど(笑)
クリスマスの日はこのお粥に1粒のアーモンドが入っていて、
当たった人に幸運がやってくる。と言われています。
(大抵、一番小さい子のお皿に入っているのですが(笑))
ノルウェーでクリスマスを体験して、クリスマスに目覚めました。
誰かにプレゼントを渡したくなるのも、このせいだと思います(笑)
皆様、God Jul!! どうぞ素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ!
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by solaogplanta2
| 2017-12-25 00:05
| ノルウェー