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ラップランド地方②

ナルヴィクを12:50に出発し、途中2回もバスを乗り換え、

フェリーにも乗り、しかもバスが途中で故障するハプニングで、

もう1回バスを乗り換え、予定より1時間近くも遅れて、

アルタに着いたのは23:30でした。

この時間からユースホステルなど探す余裕はありませんので、

迷わずバス停のすぐ目の前にあるホテルへ。

高級ホテルでしたが(とはいえ、500NOK(8,000円くらいでしょうか?)

深夜に到着し、早朝にはたつので何だか勿体ない気はしましたが。。。

翌日、6:00に起床。特別に朝食を6:30からにしてもらい、

朝ごはんをしっかり食べ、その日のお弁当用ににサンドイッチを作り、

バナナやヨーグルトまで失敬し、しっかり元を取らせていただきました。


アルタを7:15に出発カラショクには12:35着

昨日からバスで一緒のイタリア人のお兄さんとも今日も同じバスなので、

聞いてみると、休暇を利用してスカンジナヴィア半島を

1ヵ月かけて1周する旅をしているとのことでした。

この時期はこういう一人旅をしている人によく会いました。


ラップランド地方にあるカラショクはサーメ人が多く住んでいる町です。

サーメ人とはスカンジナビア半島に古くから住んでいる人々です。


カラショクは小さな町でした。こんな時期にやってくる人はあまりいないようで

インフォメーションセンターもひっそりしていました。

ユースホステルはオープンしているという事で、ホッとしました。

北欧ではユースホステルはハイシーズン(6月・7月・8月)しか

オープンしていない所が非常に多く、ユースホステルがある、ない。ではなく、

やってるか、やっていないか。も重要です。


ユースホステルとは、ベッドだけを借りるシステムで、ルームシェアする宿泊施設です。

シャワーやトイレは共同。

キッチンがついているところが多く、自炊も出来ます。

ヨーロッパはホテルがべらぼうに高い所が多いのですが、

ユースホステルは料金の安さが魅力です。

このカラショクのユースホステルは1ベッド115Nkr(約1840円)


カラショクのバス停から地図を見ながら歩き始めましたが、いまいち道が分からず、

道路工事のおじさんに尋ねたら、トラックで乗せていってあげるよ。と言ってくれ、

トラックの荷台に乗せてもらって、ユースホステルへ。

こじんまりとしたユースホステルはワーキングホリディーで来ている

オランダ人の女の子が管理人さんでした。

ここでバイトして、そのお金で旅行して帰るのだそうです。

シーズンオフのため、ツーリストが私一人という事で、

退屈していたオランダ人の管理人さんとクッキーやチョコ、ポテチを持ち寄って、

お互い少しだけ分かるノルウェー語でおさらいしたり、

片言の英語と身振り手振りで、オランダ語や日本語を教え合い、

夜遅くまで、語り合いました。

ノルウェーに来て、こんなにしゃべったのは本当に久しぶりでした。

ずーっと、心が開けず、迷惑をかけないように存在感を消すように学校では過ごしてきました。

心が解放されていくような。

私がしゃべっても良いんんだ。とホッとするような。

この時のおしゃべりは私自身を肯定してくれるものでした。


夜の12時頃、「わー、来てみてー!」という声に一緒に外に出てみたら

空一面にオーロラが。

緑色のカーテンが大きくたなびいていて、

あまりの美しさに、二人でオーロラが消えるまでいつまでも見続けました。

この時が私の初めてのオーロラでした。

北欧で、オーロラと真夜中の太陽を見ることが私の念願でしたが、

あっさりと、10月にオーロラを体験、その後ログナンの学校でも

何度も何度も日常茶飯事のようにオーロラを見ることが出来ましたが、

この時のオーロラが一番大きく、キレイでした。


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忘れておりましたが、このカラショクにはサーメ博物館があります。

ここを訪ねる目的で来ました(笑)

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特にこの民族衣装の展示が印象的でした。

地域によって、サーメの民族衣装も微妙に変わります。

ですので、着ている衣装で、どこの出身なのかも分かるようになっています。

カラショクではこの独特の民族衣装を着たサーメの人をたくさん見掛けました。

帽子が可愛いです。


ノルウェーの民族衣装も地域によって柄や刺繍、布の組み合わせなどデザインが変わります。

学校の卒業式で、クラスメイト達が様々な民族衣装を着て出席した姿は圧巻でした。


カラショクで心の洗濯をして、翌日はフィンランドのイナリへ。







by solaogplanta2 | 2018-02-08 00:29 | ノルウェー

ハーブのお仕事とお庭の植物について


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