ラップランド地方①

ノルウェーの学校に通っていた時はたくさん旅をしました。

何せ、お休みがいっぱいありましたので(笑)

8月下旬に入学して、1ヵ月ちょっとくらいで秋休み、

年末年始のクリスマス休暇

1月末頃の冬休み

3月のイースターホリデー

と、1週間くらいのお休みがちょこちょこあり、

その度に旅に出かけましたし、

学校の行事でも遠足だったり、山登りだったり、キャンプだったり、

という具合に日帰りや、1,2泊で出かけたり、

修学旅行もありました。


ノルウェーの学校生活はコチラで書いています。→ノルウェー留学の話


学校生活の鬱憤を旅で晴らすことで精神のバランスを取っていましたので(笑)

どの旅も私にとっては思い出深い、楽しいものになりました。


留学して、初めての秋休みにはスカンジナビア半島の北側を旅しました。

せっかく北極圏まで来たのですから、まず行ってみたいのはラップランド地方でした。

鉄道の最北端ナルヴィク(ノルウェー)、サーメ人たちの拠点カラショク(ノルウェー)、

サーミ博物館のあるイナリ(フィンランド)、サンタクロースの街ロバニエミ(フィンランド)

これらの街をぐるっとバスを乗り継いで回る10日間の旅です。

学校のあるログナンからファウスケまでは鉄道で、

ファウスケからナルヴィクまではバスです。

ナルヴィクが最北の鉄道の駅なのですが、スウェーデンからの終着駅となっていて、

ノルウェー国内からのレールで繋がっていません。

ファウスケ以北はバスでの移動です。

ログナンの駅を8:44発のボードーに向かう列車に乗り、ファウスケに9:07着。

ファウスケからバスに乗り換え、途中、バスごとフェリーに乗ったりしまして、

ナルヴィクに14:20着。

ノルウェーの海岸沿いはフィヨルドなどで入り江が多く、バスに乗りながらも

フェリーを使うポイントが多くなります。


到着したナルヴィクはどちらかというと平凡な街ですが、

この後もラップランド地方へ出かける際には必ず通るなじみ深い街になりました。

このラップランドの旅は出会いの多い旅でした。

ナルヴィクでユースホステルに1泊しようと思っていたのですが、

パンフレットに乗っていた駅の側のユースホステルは移転していて、

教えてもらったユースホステルまでは30分ということでしたが、

1時間以上ウロウロしても見つけられず、

荷物は重いわ、朝から飲まず食わずでお腹はペコペコだわで、

とうとう困り果てて、目に留まった家の前で洗車をしていたおじさんに

「ユースホステルを探しているのですが」と声をかけたら、

「あー、ユースホステルね。そこの学校が夏休みだけユースホステルになるんだよ。」

という返事にがっくりうなだれてしまい。

よっぽど私のうなだれ方が大きかったのか(笑)

「まあまあ、ちょっと家に寄って行きなさい」とお家に入れてくれました。

旅先で知らない方のお家に入ったことなど今まで一度もありませんでしたが、

警戒心や、迷惑をかけるのではという気づかいなども考えるゆとりもないくらい

がっくりしていたのだと思います(笑)

家の前で洗車していたご主人が、いきなりリュックを背負ったアジア人を

連れて、家に戻ってきたのですから、そりゃあびっくりしたかと思いますが、

奥さんは快く迎えてくれて、コーヒーと一緒に、手作りのバナナケーキと、

パンを出してくれました。

この時のパンが最高で、今でも思い出します。

パンの上にバナナのスライスを乗せて、なんとカレンジのジャムが

ちょっと塗ってあるという素朴なものだったのですが、

シンプルなパンと、バナナの甘さに甘酸っぱいジャムが程よいアクセントになって

びっくりするくらい美味しかったです。

(そして、この遠く離れたノルウェーでカレンジのジャムにお目にかかれるとは)

確かにお腹がペコペコだったという事もありますが、

お皿に乗っていたそのパンとバナナケーキを美味しい美味しいと全部食べてしまいました。


温かいお茶を飲んで、奥さんが出してくれたパンとケーキを全部食べたら、

すっかり元気を取り戻しました(笑)

食べ終わると、ご主人が「町にホテルがあるから、そこを紹介するからね」と

先ほど洗車していた車で、街のホテルまで送ってくれました。

(しかも途中、街の観光案内してくれながら)

ホテルの人に色々話してくれて手ごろな価格で泊まることが出来ました。

1泊300NOK(約4800円)


旅を重ねて、旅にハプニングはつきものと、最後の頃は何でも対応できるようになって

いきましたが、この時はまだ未熟者でしたので、

このご夫婦の親切は本当にありがたかったです。

そして、学校生活で打ちのめされて、

ちょっとノルウェーの事を嫌いになりかけていた私が

またノルウェーの事が好きになった出来事でした(笑)


翌日、ナルヴィクからバスに乗って、アルタを目指します。


つづく。



b0378101_01064035.jpg

ノルウェーにも自生していたカレンジ(レッドカラント)

見つけた時はちょっと嬉しくなってしまいました。




















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by solaogplanta2 | 2018-02-07 00:47 | ノルウェー | Comments(0)

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